プラハ(2006年6月)

2006年6月18日から7月4日まで、サッカーのワールドカップ・ドイツ大会で盛り上がるヨーロッパへ行ってきました。今回のメインは、ずっと憧れていたプラハとウィーンでしたが、あとはプラハから日帰りで行ったドレスデンと、最後に訪れたパリも、とっても良かったです。少しずつですが写真をアップしてみました。

まずはプラハからです。

プラハといえば!の、この景色です。毎日飽きもせず、何枚も何枚も撮ってしまいましたが、帰ってきて改めて見てみたら、この構図の写真が余りに沢山あって、さすがにびっくり。

当然のことながら、夜景も本当に素敵でした。

  • 旧市街

プラハの中心部は旧市街広場ですが、ワールドカップ開催中ということで、ここにはパブリック・ビューイング用の大きなスクリーンやイベントブースなどか設置されていて、連日盛り上がっていました。4時からの試合はさすがに暑すぎて、とても炎天下では見ていられませんでしたが、9時からの試合は快適に見られました。とにかく試合を時差なしで見られたのは嬉しかったです。各試合の前には、どこからともなく、各出場国のサポーターたちが集まってきて(さすが世界中から観光客の集まるプラハ!)、異様な盛り上がりでした。写真は、イングランドエクアドル戦の時の旧市街広場です。後ろの塔のある建物が旧市庁舎で、この塔の下に、あの有名な天文時計があります。


こちらは同じく旧市街広場にある聖ミクラーシュ教会です。


奥の2本の塔がティーン教会で、その手前が旧市街広場です。(馬車の上に天文時計が見えます。)


この美しい建物は、旧市街広場から少し歩いたところにある市民会館で、この中のスメタナ・ホールは、「プラハの春」音楽祭の会場となるそうです。私は地下のビアホールに行ってみました。

チェコのビールは世界一おいしいそうですが、確かにその通りかも!と思ってしまいました。私も普段は全くビールは飲めないのに、プラハでは気がついたら一杯飲めてしまっていて、自分でもびっくり。一番おいしかったのは、(超観光客向けではありつつ)プラハで一番古いビアホールのウ・フレクーの黒ビールで、所謂チェコ・ビールの代表ではないのかもですが、わたし的には一番おいしかったです。(写真は市民会館の地下のビアホール)


チェコでは人形劇が盛んです。プラハの町では、マリオネットを売っているお店を、これでもかというくらい見かけました。せっかくなので、国立マリオネット劇場で「ドン・ジョヴァンニ」を見たのですが、チェコ語だったから、という訳ではありませんが、後半ついウトウト・・

こちらは町のとあるマリオネット屋さん。


2006年はモーツァルト生誕250周年ということで、プラハもいつも以上に盛り上がっていたようです。私もつい雰囲気に流されて(?)、「ドン・ジョヴァンニ」が初演されたことで知られるエステート劇場(スタヴォフスケー劇場)のコスプレ・オペレッタ・コンサートなどに行ってしまいました。

それとエステート劇場では、プラハコンセルヴァトワールの卒業バレエ公演も観ることができ、高いレベルの素晴らしい演目の数々に、大満足でした。この時の客席は、ほとんど関係者ばかりだったかも・・。外国人観光客は私以外見かけませんでした。

プラハ城から見るプラハの町の眺めは、本当に素晴らしいです。プラハは「百塔の町」とも呼ばれるそうですが、ここから眺めると、それが実感できました。写真は聖ヴィート大聖堂の塔からの眺めです。


プラハ城の中庭にある聖ヴィート大聖堂。この中にはミュシャ作のステンドグラスもありました。


プラハ城の正午の衛兵交代のセレモニーは、観光客も早くから大勢集まって、かなり盛り上がっていました。なかなか見ごたえがあります。プラハ城の衛兵はイケメン率高し、とのこと。

  • フラッチャニ地区

プラハは町全体が中世の雰囲気そのものですが、このプラハ城のあるフラッチャニ地区は、本当に時が止まってしまっているかのような雰囲気でした。こちらはプラハ出身の映像作家、ヤン・シュヴァンクマイエル氏のアトリエ兼ギャラリーです。


図書館好きの私にはツボだった、ストラホフ修道院の図書室「神学の間」。そのお隣には「哲学の間」という図書室もあって、こちらもあまりにも素敵でクラクラ・・

  • 新市街

"新市街"といっても、十分古い歴史をもつ地区で、"プラハの春"や"ビロード革命"の舞台になったヴァーツラフ広場や、新市街市庁舎、ドヴォルザーク博物館等に行ってみました。
中でも国民劇場は、チェコ人が、「チェコ語によるチェコ人のための舞台を」をスローガンに完成させた劇場ということで、どうしても中が見てみたかったのですが、ガイドツアーのあるらしき時間にそこに行ってみたものの誰もいなかったので、最後の手段でチェコ語の演劇を鑑賞してみました。・・全く分かりませんでしたが(涙)、それでも雰囲気は十分に楽しめました。

そんな新市街に、ちょっと面白い建物がありました。"ダンシング・ビル"とのこと。プラハには本当に色々な建築様式の建物が残っていますが、こんなビルまであるなんて、プラハは本当に奥が深いですね。

  • その他の地区

プラハユダヤ人地区(ヨゼホフ)は、今ではおしゃれな地区となっているようです。時間が無くて、いくつかあるシナゴーグは外から見るだけでしたが、なかなか見ごたえがありそうでした。写真は、ヨーロッパ最古のシナゴーグである旧新シナゴーグです。


ベルトラムカは、モーツァルトプラハで滞在した家で、今は記念館になっています。中心部から少し離れているのですが、とても気持ちの良いところで、モーツァルトの遺髪まで展示されていました。

チェコはお料理を期待していく国ではありませんが、印象に残ったものをいくつか・・

① この組合せばかり食べていました。お皿の手前はローストポーク、左上がクネドリーキ(蒸しパンのようなチェコの主食)、右上がザウアークラウトの甘似です。

② 何と言う訳ではないのですが、とっても気になってつい食べてしまった"ユーロドック"。

③ 番外編で(?)、ワールドカップ関連モノを。チェコ代表、というか、チェコの英雄ネドベドのジュースらしきものがあったので、すかさずパチリ。


なんだか不思議な写真ばかりUPしてしまったような気がするのですが、編集はまた時間のある時にしてみたいと思います。